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学校紹介

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十字の園


夕暮れになっても光がある

理念

人格を尊重し、生きる喜び、生きる自由、生きる希望を創ります。

 初代理事長 鈴木生二氏が、十字の園の仕事を始めるにあたって、何によって仕事をし、何を目指したいか、と言う時にこの言葉が選ばれました。
 この言葉は、旧約聖書ゼカリヤ書14章6節〜9節がひとまとめになった言葉です。
 7節〜9節に「その日」という言葉が3つ繰り返されています。これは、旧・新約聖書を通じて終末の事実と終末のできごとを表す言葉です。
 人にとっての終末とは「終わり・死」です。しかし、キリストを通じて神様の側から見ると終末は、「終わり・死」ではなく、「永遠の命」、生や死と関係のない「永遠」の実在の世界です。この「永遠の世界」を私たちは、どこにあるだろう、どこかにあってほしいと考えますが、私たちは、それを知りません。けれども聖書は、イエス・キリストの恩寵の光の中に「実在」するといいます。
 もし、世界がその「実在」する場所であるならば、すべての人々に暖かくて安全な住宅があり、栄養のある食べ物が十分にあり、自分らしさを発揮する仕事もあり、よい医療サービスもあって、愛すべき友人や家族に囲まれていることでしょう。日常のストレスもなく、犯罪も苦悩もないことでしょう。すべての人が充実した意味のある人生を送っています。
 ところが世界はその「実在」する場所とはいえません。個人の権利が奪われ、それぞれの個性を発揮する機会を奪われ、命の意味が失われています。私たちは、この様に不完全な社会で生まれる矛盾、苦悩、悲しみと向き合い、福祉の業を通じて理念の示す「実在」する世界の実現を目指します。

施設一覧

その他の施設
ケアハウス(軽費老人ホーム)
アドナイ館、御殿場アドナイ館、第2アドナイ館
養護老人ホーム/外部サービス利用型特定施設
伊東市立養護老人ホーム平和の杜
障がい者支援施設
オリブ、診療所、ショートステイ、デイサービス、ホームヘルプ、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、地域活動支援センター、生きがい支援デイサービス事業、就労継続支援B型、障がい者相談支援事業所、介護タクシー、配食サービス、喫茶店 等

法人概要

職員数

職員数:637名(うち介護職員:369名)

待遇と勤務

  • 賃金(基本給+職種手当)
    193,100円~(大卒)177,500円~(短大・専門卒)

  • 職種手当
    介護職:介護福祉士・社会福祉士14,000円、無資格12,000円

  • 夜勤手当
    準夜勤2,400円、深夜勤3,000円、通し夜勤5,400円

  • 通勤手当
    上限45,000円

  • その他
    法人規程により時間外手当、扶養手当、住宅手当、年末年始手当等支給

  • 賞与
    年2回 合計4カ月(6月、12月)

  • 昇給
    年1回

  • 勤務時間
    各所属先によるシフト制

  • 休日休暇
    週休2日制(年間111日)、産休・育休・介護

  • 有給休暇
    入社時に10日付与、以後労基通り

  • 特別有給有(冠婚葬祭等)

福利厚生

健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険・退職共済加入・退職金制度有・慶弔金制度有・わ~くん浜松加入(一部事業所)・資格取得支援制度

研修体系

「十字の園職員育成指針」のもと、初任者、3~5年、リーダー、中堅管理者研修等を実施し、職員のキャリアアップを図っています。

キャリアパス

  • 職員一人ひとりが相手の喜びや自由、希望について考え、一つひとつの支援を行っています。
  • その一人ひとりが理念に示される思いを大切にして組織・チームを構成する貴重な「人財」です。
  • お互いに生かし合い・補い合い・育て合う法人・施設で、職員と組織が共に成長します。


理事長からのメッセージ

理事長/鈴木 淳司

痛みに寄り添い希望に向けて共に歩む

十字の園の礎を築かれた、ドイツ人ディアコニッセ(奉仕女)ハニ・ウォルフ氏は、日本の戦後復興の手助けに、聖隷保養農園(現聖隷福祉事業団)に来られ、大変素晴らしい働きをされていました。けれども異国の地で、何もかも慣れない生活に、精神的にも肉体的にも疲れて、これからどうすれば良いか必死に神様に尋ね求めていました。その中で出会ったのが、生きて行く希望を失い、死を待つ怖れの中で暮らす介護の必要な高齢者の姿でした。ハニ・ウォルフ氏は、自分と同じように苦悩する人々に出会い、この人たちを救う社会制度がないなら、神様が示された希望を一緒に見つめて生きて行こうと決意し、祖国ドイツに帰り老人ホーム建設のための献金を募りました。その時の多くの方の祈りと支えによって十字の園が始まりました。
十字の園の名前に示されている十字架の愛と復活の希望は神様が下さったものです。痛みや弱さを背負って生きる人々を助け、社会から蔑まれている人々と共に歩まれました。イエス様は、最も善いものを得るために、自らの全てを捨てました。イエス様の下に一つになって、寄り添い、肩を寄せあって集まる所は、十字架の下にある愛の園、それが十字の園です。私たちは、神様が示された愛に依り頼み、共に十字架を見上げて希望を持って歩み続けています。
十字の園では、開設から多くの方と出会い、別れを経験してきました。その方々から教えられた大切な事がたくさんあります。それを、次の世代にしっかりと伝えて、全ての人が喜びと自由と希望の中で生きる社会の創造を目指してまいります。

先輩からのメッセージ

特別養護老人ホーム 浜松十字の園 介護福祉士/森上 栞

介護の仕事は、ご利用者様の「できること」「得意とすること」を発見し、その方の生活の活力になるようお手伝いさせていただく仕事だと思います。
「できること」「得意とすること」を活かした生活がおくれることは、ご利用者様にとって心の活力となり、その中で生まれた何とも言えない表情に立ち会えた瞬間は私たちにとって代替のきかない報酬です。
また、ご利用者様の生活は同じ日が一日もありません。様々な日々に寄り添うことで今まで経験したことのない場面に遭遇することもあります。それらの経験を積み重ねる中で自分自身の専門職としての成長を実感できます。介護の仕事はそんな魅力あふれる仕事だと思います。ご利用様と共に過ごす日々の中でその方の「活力」につながるものが見つけられることが私の今の楽しみになっています。