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学部・大学院・専門学校


福祉心理コース


メンタル不調等を訴える方に対して、心理的側面から理解や支援できる力量が求められています。心理系の学部・学科は数多くありますが、公認心理師については大学卒業と同時に資格を取得することができません。そこで、当コースでは、精神保健福祉士の取得を同時にめざすことにより、まず精神科や発達障がい児者支援領域で働きながら、心理的理解の幅を広げ、支援スキルを身につけたうえで、公認心理師をめざすことができます。卒業後、働きながら大学院へ進学することもできます。

取得をめざせる資格:精神保健福祉士、公認心理師国家試験受験資格(※)

※大学卒業後、大学院にて指定科目の履修か、認定施設にて2年以上の実務経験が必要です。
2026年度、本学大学院 社会福祉学研究科 博士前期課程に心理学分野を開設予定

カリキュラム

定員/15名
※1年次はソーシャルワークコースに在籍し、2年次に進級時、希望者の中から、成績評価、面接により適性をみて選考します。
(2025年度)

※クリックすると拡大します

授業ピックアップ

精神保健福祉の原理Ⅰ

ソーシャルワーカーとしての精神保健福祉士の役割を理解するため、相談援助の対象と相談の概要について学びます。ソーシャルワーク理論を歴史的に概観していくことで、ソーシャルワークの定義と、構成要素である知識・価値・技術の理解を深めていきます。また、実際の事例について検討やロールプレイを通して実践力を身につけます。
臨床心理学概論

心理学を中心に関連領域にかかわる知識や理論等を包括的に用いて、こころの問題を抱えた人やその家族の理解と援助の方法を研究・実践する学問です。この授業では、福祉現場において心理学的な知見を活用できる態度や知識を身につけるよう、臨床心理学の歴史や理論を辿りながら心理検査におけるワークも取り入れ、人間理解・自己理解を深めます。

実習について

「国家資格関連実習」「公認心理師対応カリキュラム実習」の2種類があります。
心理実習は、保健医療、教育、福祉などの公認心理師が活動している機関で実施します。実習時間は大学の課程では80時間以上と定められています。(※大学院ではさらに担当ケースに関する270時間以上の実習が必要になります。)
精神保健福祉実習は、精神科病院や精神科クリニックなどの医療機関、精神保健福祉関連の福祉施設、行政機関で行います。実習時間は210時間以上と定められています。
種別 科目名 時間数
国家資格関連実習 精神保健福祉実習 210時間以上
公認心理師対応カリキュラム実習 心理実習 90時間以上
※すべての実習の前後に「実習指導」を行います。

公認心理師とは

公認心理師は2017年から国家資格に定められた新しい資格です。
それまで心理系の資格は、臨床心理士、認定心理士等の民間資格がありましたが、公認心理師は国内初の国家資格です。
病院等の保健医療領域や福祉領域、学校等の教育領域、警察・少年相談・刑務所等の司法領域、企業・キャリア支援等の産業領域など多岐にわたる活躍が期待されます。
公認心理師をめざす場合は、4年制大学卒業後、大学院へ進学か、認定施設での実務経験が必要になるという要件があります。

福祉心理コースで学んだあとの進路パターン

大学卒業時に精神保健福祉士国家試験合格、認定心理士資格取得、公認心理師指定科目修了の場合

①精神保健福祉士として就職

認定心理士資格をもった「心理に強い精神保健福祉士」として、医療・福祉機関等に就職する。

②大学卒業後、大学院に進学

公認心理師養成の大学院に進学し、大学院修了時に公認心理師国家試験を受験する。

③精神保健福祉士として就職し、大学院へ進学

精神保健福祉士としての仕事をしながら大学院へ進学し、大学院卒業時に公認心理師国家試験を受験する。

④認定施設に就職

認定施設で実務経験を積み、2年後に公認心理師国家試験を受験する。
※認定施設は全国に9施設と限られており、採用数は若干名。