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【看護学部】助産学専攻科および看護学部の教員らによる研究論文がイギリスの学術雑誌に掲載されました


妊娠前の「普通」BMI女性の最大4分の1がサルコペニアの兆候を持つ可能性

本学の助産学専攻科の教員や看護学部の教員(三輪与志子安田智洋藤本栄子久保田君枝)による共同研究の成果がこの度、イギリスの国際的な学術雑誌『Women's Health』(インパクトファクター 2.9)に掲載されました。
この研究は、日本の初産婦51名を対象に、妊娠前のBMI(体格指数)と体組成(筋肉量など)を測定・評価したものです。

研究成果のポイント
  • 妊娠前のBMIが「普通」と分類された女性においても、12%から26%がサルコペニア(筋力や筋肉量の低下)の兆候を示していることが判明しました。
  • サルコペニアは骨格筋の健康状態を示す重要な指標ですが、従来のBMIだけでは筋肉量の低下を正確に評価できないため、多くの女性のリスクが見逃されてしまう可能性があることを示唆しています。
  • この結果から、妊婦の健康状態をより詳細かつ正確に把握し、サルコペニアによる妊娠・出産時の問題を防ぐためには、BMI分類だけでなく、筋肉量などの体組成を測定して評価することの重要性が示されました。

論文情報