看護学研究科
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研究科長メッセージ
医療の課題に応える高度実践看護職・研究職の育成
研究科長/河口 てる子
看護学研究科は建学の精神である「生命の尊厳と隣人愛」に基づき、人々の医療・介護ニーズに必要な、高度かつ専門的な看護実践者と研究者の育成をめざしています。その育成は、研究者の養成から始まり、専門看護師や医行為を含む高度な看護実践者のプライマリケアNP教育課程へと広がっています。大学院への進学は、キャリア・アップにつながりますが、それだけでなく、看護の新しい理論、実践、アプローチ方法を学び、自身の課題に気づき、課題について話し合える仲間と協力して学修することにより大きく成長します。在職しながら学べるように長期履修制度や科目等履修制度も設けていますので、チャレンジしてください。
研究科の特色
複雑・多様な医療ニーズに対応できる質の高い看護専門職者の育成
わが国では、疾病構造の変化に加え、未曽有の高齢社会の到来を目前に控えて、保健医療および福祉のさらなる充実が急務となっています。とりわけ人々が健康な生活を営むこと、あるいは病や心身の障害にもかかわらず人間としての尊厳に満ちた生活を営むことを援助する看護の役割は大きく、高い倫理観と研究能力を有し、多様性に対応できる質の高い看護専門職の育成が求められます。
社会の要請に対応した5つの高度実践看護師教育課程の設定
博士前期課程では、建学の精神に基づく「生命の尊厳と隣人愛」に基づき、看護学分野におけるより良い実践に必要な課題を明確にするとともに、課題解決に向けて探求する能力を育成するための修士論文コース、社会の変化に伴う高度かつ専門的な看護実践者の育成をめざした、地域に必要な看護師を育成する高度実践看護コースが設置されています。
本学の高度実践看護コースは、2006年度にがん看護学領域でCNS:専門看護師の育成が開始され、現在は5つの看護学領域のCNSプログラムを設置しています。2024年度には高度実践看護コースに、地域で活躍できる看護人材の育成をめざして新たにプライマリケアNPプログラムを開設しました。
本学の高度実践看護コースは、2006年度にがん看護学領域でCNS:専門看護師の育成が開始され、現在は5つの看護学領域のCNSプログラムを設置しています。2024年度には高度実践看護コースに、地域で活躍できる看護人材の育成をめざして新たにプライマリケアNPプログラムを開設しました。
多職種連携・協働を基盤とする高度専門職業人の育成
博士後期課程では、建学の精神である「生命の尊厳と隣人愛」の理念のもとに、優れた専門性と研究能力を備え、多職種連携・協働を基盤とする高度専門職業人を養成することにより、社会の健康に対する課題に応え、クライエントのQOLを高める方法の探索と開発に取り組みます。
TOPICS
養護教諭専修免許取得課程
近年、子どもの教育課題はますます多様化し、養護教諭の役割は職務の重要性と質の高さが求められており、とりわけ本学が強みとする医療・看護の知識・技術や対人援助スキルを有する看護能力を備えた専門性の高い養護教諭の育成が期待されています。
高度な実践力と豊かな知識や幅広い視野を持ち、エビデンスによる裏付けと論理的思考によって課題解決ができる養護教諭を養成するために、看護学研究科博士前期課程地域看護学領域修士論文コースにおいて養護教諭専修免許取得課程を開始しました。
高度な実践力と豊かな知識や幅広い視野を持ち、エビデンスによる裏付けと論理的思考によって課題解決ができる養護教諭を養成するために、看護学研究科博士前期課程地域看護学領域修士論文コースにおいて養護教諭専修免許取得課程を開始しました。
教育訓練給付制度
本研究科では、「教育訓練給付制度厚生労働大臣指定講座」の認定を進めています。
教育訓練給付制度とは、労働者の主体的なスキルアップを支援するため、厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練を受講・修了した方に対し、その費用の一部が支給される制度です。
詳細はこちら。
教育訓練給付制度とは、労働者の主体的なスキルアップを支援するため、厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練を受講・修了した方に対し、その費用の一部が支給される制度です。
詳細はこちら。
教育課程
博士前期課程
- 標準修業年限/2年(長期在学コースの場合3年)
- 学位の種類/修士(看護学)
高度実践看護師
高度実践看護師になるためには以下の3つをすべて満たしている必要があります。
- 高度実践看護師教育課程をもつ大学院博士前期課程(修士課程)で、必要な単位を習得して修了していること。
- 看護実務経験が5年以上あり、そのうちの3年以上は専門とする特定分野の経験であること。
- 専門看護師は、日本看護協会で行う、認定試験に合格すること。認定後も、5年ごとに更新審査を受ける必要があります。
本学の領域 | 専門看護分野 |
がん看護学 | がん看護 |
老年看護学 | 老年看護 |
慢性看護学 | 慢性疾患看護 |
小児看護学 | 小児看護 |
在宅看護学 | 在宅看護 |
認定看護管理者
博士前期課程看護管理学領域を修了し、日本看護協会の認定審査に合格することで、「認定看護管理者」の資格を得ることができます。本学では、看護管理学の基本概念である「看護サービス」「組織」「環境」を結ぶ「管理過程」「経営管理」に関する理論的な探求を通して、革新的かつ創造的な看護管理者や看護管理学研究者の育成を目的としています。
認定看護管理者とは:看護師として5年以上の実践経験(そのうち3年以上は看護師長相当以上の看護管理の経験)をもち、日本看護協会が定める465時間以上の認定看護管理者教育を修めるか、大学院で看護管理に関する単位を修得して博士前期課程(修士課程)を修了した後に、認定看護管理者認定審査に合格することで取得できる資格です。
認定看護管理者とは:看護師として5年以上の実践経験(そのうち3年以上は看護師長相当以上の看護管理の経験)をもち、日本看護協会が定める465時間以上の認定看護管理者教育を修めるか、大学院で看護管理に関する単位を修得して博士前期課程(修士課程)を修了した後に、認定看護管理者認定審査に合格することで取得できる資格です。
博士後期課程
- 標準修業年限/3年(長期在学コースの場合4年)
- 学位の種類/博士(看護学)