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国際保健医療福祉プログラム(コピー)


『まだ見ぬ土地で まだ知らない誰かを 支える人を目指しませんか』

プログラム概要

「国際」と聞くと、少し遠い話に感じるかもしれません。でも、これからの日本では、医療や福祉、教育の現場で、海外にルーツを持つ方々との関わりが当たり前になります。「国際保健医療福祉プログラム」は、そんな未来に役立つ、特別な学びです。

このプログラムでは、文化や言葉の違いを理解し、多様な背景を持つ人々と協力する力を身につけられます。
英語学習のサポートも充実しているので、海外経験がなくても大丈夫です。
この学びは、きっとあなたの将来の大きな強みになります。
そして、あなたの好奇心が、多文化社会で活躍する力へと変わる、貴重な経験になるでしょう。

目指す人材像

本プログラムでは、国内外で多様な背景を持つ人々に保健医療福祉を実践できる専門職者の育成を目指します。グローバルな活動を行う組織・部門で活躍する能力を養い、国内外で人々と協働しながら保健医療福祉の提供や支援が行えるようにします。さらに、保健医療福祉に関する研究活動を通じて、国際社会に積極的に貢献できる人材を目指します。

4年間で身につける力

この4年間で、学生は国際的に活躍するための基礎的な力を身につけます。具体的には、国際保健医療福祉の体系的な知識を習得し、国際活動に必要な語学力を強化します。国際専門研修・実習を通じて主体性と積極性を養い、英語でのプレゼンテーション能力を向上させます。また、海外情勢の把握や文化理解、課題解決のための情報収集力、多様な文化背景を持つ人々との対話・協働を通じて、実践的な支援検討能力を培います。

国際プログラムのポイント

本プログラムは、グローバル人材に求められる教養、語学力、実践力を修得させ、国内の臨床・福祉施設から国際機関、海外での活躍、留学、大学院進学まで、幅広いキャリアパスを可能にします。対象者の文化的背景や世界の疾病・制度を学び国際貢献に必要な教養を身につけ、英語を中心とした実践的な語学力とコミュニケーションスキルを強化します。また、国際専門研修・実習を通じて実践力を高め、国際支援の企画・実践を学ぶことで総合的なグローバル活躍能力を育みます。

4年間の科目履修の流れ

分類 1年次 2年次 3年次 4年次
共通・教養領域等 教養 現代の国際社会*
現代コミュニティ論*
ブラジル文化と言語*
文化人類学(1・3セメ開講)*
哲学(1・3セメ開講)*
*2科目選択する。
語学力 英語Ⅲ
英語Ⅳ
英語Ⅴ
理論 国際支援入門
国際保健医療福祉論
国際支援論
演習
実践
海外研修*
*選択科目
国際支援アクティブラーニングⅠ*
国際支援アクティブラーニングⅡ*
*ⅠまたはⅡを選択
発表 英語プレゼンテーション演習
専門領域 看護学部 国際看護論
国際看護研修
国際看護実習
社会福祉学科 多文化共生とソーシャルワーク
国際福祉実習
こども教育福祉学科 多文化共生と教育
国際福祉実習/国際教育実習
リハビリテーション学部 国際リハビリテーション援助論 国際リハビリテーション研修 国際理学・作業・言語聴覚療法実習
上記の科目は原則国際プログラム登録学生だけでなく、開講学部の教育課程に掲載するため国際プログラム登録学生以外の学生も履修可能です。なお、国際専門研修、国際実習、国際支援アクティブラーニングⅡ、海外研修の参加は国際プログラム登録学生が優先となります。

海外派遣を伴う授業科目

国際プログラムでは、以下の(1)国際専門研修、(2)国際実習、(3) 国際支援アクティブラーニングⅡ、(4)海外研修の海外渡航を伴う授業科目のうちいずれか1科目が必修となります。

国際専門研修

(1) 国際看護研修(アメリカ看護研修):看護学部
派遣先:アメリカ・サミュエルメリット大学
アメリカの医療施設における看護実践の見学を通して、国際的な視野で保健医療福祉の制度、看護師の役割・実践、他職種の役割について学ぶ研修です。本学の協定校であるサミュエルメリット大学でアメリカの保健医療福祉制度に関する講義の聴講、シミュレーション演習、保健医療福祉施設の見学、学生交流などを行います。

(2) シンガポールリハビリテーション研修
対象学部:リハビリテーション学部
派遣先:シンガポール工科大学
本学の協定校であるシンガポール工科大学において、シンガポールの保健医療福祉制度に関する講義・演習参加、保健医療福祉施設の見学、学生交流などを行います。

詳細・参加者の声

国際実習

(1) 国際看護実習:看護学部
派遣先:シンガポール・ナンヤン理工学院
日本での事前学修やシンガポールの総合病院を中心とした保健医療施設での看護実習を通して、日本とシンガポールにおける社会文化的背景、健康のニーズ、保健・医療・看護の相違について学び、国際社会における看護専門職者の役割と、専門職者として貢献するための研鑽のしかた・将来の活動の方向性について学ぶ実習です。本学の交流協定校であるナンヤン理工学院においてオリエンテーションを受け、病院実習の他訪問看護や教員とともに地域の小中学校に出向く地域保健活動への参加も行います。

(2) 国際理学療法実習:リハビリテーション学部 理学療法学科
派遣先:フィリピン・マリアノ・マルコス州立大学およびインドネシア・ハサヌディン大学
本学の交流協定校であるマリアノ・マルコス州立大学およびハサヌディン大学において実習を行い、当該地域でのリハビリテーションを学びます。

(3) 国際作業療法実習:リハビリテーション学部 作業療法学科
派遣先:タイ・チェンマイ大学
本学の交流協定校であるチェンマイ大学において実習を行い、当該地域でのリハビリテーションを学びます。

(4) 国際言語聴覚療法実習:リハビリテーション学部 言語聴覚学科
派遣先:アメリカ・ハワイ大学マノア校
本学の交流協定校であるハワイ大学・マノア校において実習を行い、当該地域でのリハビリテーションを学びます。

(5) 国際福祉実習:社会福祉学部社会福祉学科・こども教育福祉学科
派遣先:インド聖隷希望の家、希望の家(ブラジル)
実習先の国々におけるさまざまな社会福祉事情や文化を体験することで価値観の多様性や異文化を受け入れることを学び、国際的な視野を養います。

(4) 国際教育実習:社会福祉学部こども教育福祉学科/国際教育学部
派遣先:インマヌエルカレッジ(オーストラリア)
オーストラリア・インマヌエルカレッジで実習を行い、当該地域の教育を学び、国際的な視野を養います。

詳細・参加者の声

国際支援アクティブラーニングⅡ

国際支援アクティブラーニングⅡでは、実際に海外でのプロジェクトに参加し、支援活動を行います。言語・文化・歴史が異なる地域での国際支援活動を通じて、グローバル人材としての課題解決力や実践力を養います。派遣先は下記のとおりです。

① カンボジア(派遣先:ジャパンハート病院)
カンボジアの医療・福祉・保育などの課題をつかみ、自分たちで考えた実践や活動をジャパンハート病院およびその周辺で展開します。

② ベトナム(派遣先:地域開発研究・訓練センター)
ベトナムのNGO団体での活動を通じて、人として何ができるかを考案し実践します。

③ アメリカ(派遣先:St.フランシス保健福祉医療システム)
アメリカの保健医療福祉複合組織で、地域住民のための活動を考案し実践します。

詳細・参加者の声

海外研修

保健医療福祉・教育を総合的に考え、グローバルな視点に立った思考や活動への第一歩となるプログラムです。

① 海外研修(海外研修(シンガポール))
派遣先:シンガポール・ナンヤン理工学院
対象学部:看護学部、社会福祉学部
本学の協定校であるナンヤン理工学院において、シンガポールの保健医療福祉制度に関する講義、演習参加、保健医療福祉施設の見学、学生交流などを行います。

② 海外研修(海外研修(中国))
派遣先:中国・陸軍軍医大学
対象学部:全学部
本学の協定校である陸軍軍医大学において、中国の保健医療福祉制度に関する講義、大学附属の総合病院、地域福祉施設の見学、学生交流などを行うほか、世界遺産、文化施設などの見学も行います。
※隔年の実施となります。

詳細・参加者の声

海外研修 (シンガポール) 2025(ナンヤン理工学院)

2025年度海外研修 (シンガポール)

2024年度国際支援アクティブラーニングⅡ

2024年度アメリカ看護研修

国際理学療法実習

2024年度国際理学療法実習(フィリピン・マリアノ・マルコス州立大学)

国際プログラムQ&A

Q1:副専攻とは何ですか?

A1:
副専攻とは、主専攻(資格取得に必要な科目)以外にも学びの機会を広げるため、特定のテーマを設定し、体系的に履修する制度です。本学では、主専攻である看護、リハビリテーション、社会福祉、教育以外に、国際保健医療福祉について体系的に履修します。

Q2:国際プログラムで修得した単位は、卒業要件単位に算入されますか? 

A2:
修得した単位は、所属する学部・学科で定められている卒業要件単位に算入されます。

Q3:国際プログラムを修了できなかった場合も卒業することはできますか?

A3:
所属する学部学科の卒業要件を満たしていれば、卒業することは可能です。

Q4:国際プログラムで学ぶためにどの程度の英語コミュニケーション能力が必要ですか?

A4:
英語コミュニケーション能力が高いに越したことはありませんが、学ぶ意欲が大切です。
3年次の「国際理学療法実習」「国際作業療法実習」「国際言語聴覚療法実習」「国際福祉実習」「国際教育実習」、4年次の「国際看護実習」「英語プレゼンテーション演習」では実習先で見学内容や演習内容の要点を理解し、ディスカッションできる英語力をめざします。
国際プログラムの4年間のカリキュラム、また特別英語学修プログラムなどの課外活動を通じて英語力を高めていきましょう。

Q5:海外派遣を伴う授業科目を1科目以上履修する必要がありますが、どの科目を履修する必要がありますか?

A5:
各学部学科によって異なります。国際プログラムにおける必修科目は以下のとおりです。
看護学部:国際看護研修(アメリカ看護研修)、国際看護実習

リハビリテーション学部:シンガポールリハビリテーション研修、国際理学・作業・言語聴覚療法実習

社会福祉学部社会福祉学科:海外研修、国際支援アクティブラーニングⅡ、国際福祉実習

社会福祉学部こども教育福祉学科:海外研修、国際支援アクティブラーニングⅡ、国際福祉実習、国際教育実習

国際教育学部:海外研修、国際支援アクティブラーニングⅡ、国際福祉実習、国際教育実習
※科目によっては、人数制限があり希望の科目あるいは2科目目を履修できない場合もあります。

Q6:国際プログラムに登録することで別に費用はかかりますか?

A6:
国際プログラムに登録することに対しては特別な費用はかかりません。ただし、海外派遣の渡航費用、特別英語学修プログラムなどの費用は実費となります。

国際リハビリテーションコース

リハビリテーション学部では、「科学的根拠に基づく確かな技術と豊かな人間性」を兼ね備えた人材育成に取り組んできました。
「国際的な保健医療福祉の課題解決」ができるグローバル人材の育成を目的として2019年度に開設された国際リハビリテーションコースは、本国際保健医療福祉プログラム(副専攻)の基礎となるものです。国際リハビリテーションコースについては、こちらをご覧ください。