グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


教員リレーエッセイ

ホーム >  教員リレーエッセイ >  医療福祉従事者と“グローバル化”は関係ありますか? -国際保健医療福祉プログラムでの学びについて-

医療福祉従事者と“グローバル化”は関係ありますか? -国際保健医療福祉プログラムでの学びについて-


2022年4月10日更新
2022年度4月、国際保健医療福祉プログラム(副専攻)(以下、国際プログラム)が開始されます。

私自身は、グローバル化の学びについてしばらく重要性を感じていませんでした。
しかし、国際リハビリテーションコース、そして国際プログラム委員になったことから、グローバル化について学ぶことは“人としての”、“専門職としての”土台になると考えるようになりました。

今回この記事では、国際プログラムのポイントをいくつか述べようと思います。

まず1点目ですが、この国際プログラムは「副専攻」という枠組みでの学びになります。
「主専攻」というのは各学部、各学科での学びを意味します。
では副専攻というのはどういうものかと簡単に申しますと、主専攻での学びに加え、主専攻と違う領域の学びをすることで、相乗効果を図る取り組みとなります。

副専攻は主専攻と違う領域を学ぶと言いましても、本学における副専攻では、全くの異分野というわけではなく “国際的な保健医療福祉”を学ぶプログラムとなっています。

ということで2点目は本学の副専攻の特長について簡単に述べます。
本学における国際プログラムの特長はいくつかありますが、2つほどピックアップして述べますと、

○ 正課のカリキュラムと課外教育の両輪によって教育が成り立っていること
○ 3学部の学生が協働して学ぶ、学部横断での教育になっていること

が挙げられます。
正課のカリキュラムでは、できる限り科目が点ではなくつながりのある線になるように仕組み化しています。
課外教育では英語学修、そして机上の勉強では得られない体験・学びができるように複数のイベントを企画しています。

このようなさまざまな機会を通し、他者の理解を深め、他者を慮り、他者と協力して成しとげていく力を身につけていくことになります。それはまさに専門職として大切にしたい点であり、さらには生命の尊厳という建学の精神にもつながるわけです。