2025年12月14日（日）、第50回聖隷三方原病院　病院学会において、リハビリテーション部特別企画「パラスポーツ体験会」が開催され、本学リハビリテーション学部理学療法学科の学生が参加しました。本取り組みは、昨年度より実施している聖隷三方原病院と本学との連携事業の一環です。
　本企画は、病院学会の特別企画として地域住民にも開放された体験型イベントで、ボッチャや車いすスラローム、車いすバスケットボール、フライングディスク、サウンドテーブルテニス、電動車いすサッカーの体験のほか、高次脳機能障害体験やドライビングシミュレーター体験など、多彩なプログラムが行われました。
　当日は、本学学生が受付対応、各体験ブースでの補助、参加者への説明や誘導などを担当し、リハビリテーション部スタッフと協働しながら企画運営を支えました。学生は、年齢や障がい特性の異なる参加者一人ひとりに配慮しながら対応する中で、安全管理の重要性や、わかりやすく伝えることの難しさと大切さを実感する機会となりました。
　また、実際の病院行事という実践的な場に参加したことで、理学療法士や作業療法士が地域とどのようにつながり、リハビリテーションの価値を社会に発信しているのかを体感的に学ぶことができました。学生にとって、講義や演習だけでは得られない、地域に根ざした学びの機会となりました。
　本学では今後も、聖隷三方原病院との連携を通じて、地域医療・地域リハビリテーションの現場で学ぶ機会を継続的に提供し、社会に貢献できる医療専門職の育成に努めてまいります。聖隷三方原病院のスタッフのみなさまをはじめ、本企画にご協力・ご参加いただいたすべての皆様に心より感謝いたします。