[リハビリテーション学部]地域連携事業 ICTを活用した透析中運動療法(IDE)の継続と普及に向けた基盤整備(連携先:さなるサンクリニック)
本学理学療法学科は、透析患者のintradialytic exercise(IDE:透析中運動療法)を動画とICTで標準化し、継続性を高める地域モデルを構築しています。学生も参画し、現場のニーズを踏まえた実装型の共同プロジェクトです。
本事業は、透析患者の身体機能とQOLの維持・向上を目的に、動画コンテンツとタブレット端末を用いてIDEを施設横断的に提供できる仕組みを整える取り組みです。連携先はさなるサンクリニック透析室で、理学療法士が不在の場面でも看護師等が安全かつ定量的に運動を実施できるよう、運動+認知課題(クイズ等)を組み合わせたプログラムを開発・配信します。
学生は教員指導のもと、現状と課題の聞き取り(スタッフ・患者対象)、現場観察、台本作成と撮影・編集に携わり、患者と医療者双方の受容性と継続性を高める表現を検討しています。今後はWeb配信を通じて導入ハードルを下げ、地域全体の腎臓リハビリテーションの標準化に寄与することを目指しています。