グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


インフォメーション

ホーム >  インフォメーション >  県内高校生が安田教授の研究室を訪問 -「やせたい」という思いに問いを立てて

県内高校生が安田教授の研究室を訪問 -「やせたい」という思いに問いを立てて


8月下旬、県内の高校に通う生徒4名が「探究の授業」の一環として、本学の安田教授(看護学部)の研究室を訪問しました。
高校生たちは、「やせたい」という自身の思いに対して、「現代社会における“やせすぎ”の価値観が本当に正しいのか?」という疑問を持ち、探究活動のテーマとして「若年女性のやせ」を設定。若年成人女性のやせ対策について研究を行っている安田教授に話を聞くことを目的に、訪問されました。


安田教授からは、日本における「やせなければならない」という概念について、歴史的な観点も含めて解説しました。

高校生からは、「TikTokなどSNSでは、BMI18以下の人が『スタイルが良い』『理想的』とされる情報が広く発信されていること」や「様々なダイエット方法が紹介されていること」など、痩せすぎが“美の基準”となってしまっている現状に対する懸念の声もありました。

また、「健康的にやせるには、どのような方法が良いのか?」という質問もあり、安田教授からは、体重やBMIだけでなく、体脂肪率や筋肉量にも注目することをアドバイスしました。さらに、若年期に筋肉量が少ないまま痩せてしまうと、将来的に老後の介護リスクが高まるだけでなく、妊娠・出産など次世代への影響も出る可能性があるとの説明があり、高校生たちは熱心に耳を傾けていました。

今回の訪問を通して、高校生たちは「やせ=美しい」という単純な価値観に対して疑問を投げかけ、自分自身の健康や将来、社会の在り方について深く考えるきっかけを得た様子でした。