PT2年生「理学療法検査測定演習」授業紹介
本学理学療法学科では、臨床現場で求められる基本的技能を評価するため、「理学療法検査測定演習」においてOSCE(Objective Structured Clinical Examination)を導入しています。OSCEは、模擬患者に対して学生が一連の検査測定技術を実施し、その手順や技術、判断力、態度などを総合的に評価する客観的な実技試験です。本学のOSCEでは、脈拍・血圧測定、疼痛評価、関節可動域測定(ROM)、徒手筋力検査(MMT)など、理学療法士としての基礎的臨床能力を段階的に習得することを目的としています。試験は模擬患者との実践的なやり取りを通して行われ、学生は障害部位や症状に応じた評価手技を的確に選択・実施し、結果を的確に伝達する能力を養います。OSCEの導入により、知識の定着と臨床応用力の向上が図られ、将来の実習や臨床に向けた実践的な準備が可能となります。今後も本学では、教育の質を高める取り組みの一環として、継続的にOSCEを実施してまいります。