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3/16(水)川村佐和子教授の最終講義が行われました。


3月16日(水)に、本学看護学部 川村佐和子教授の最終講義が行われました。

川村教授は東京大学医学部衛生看護学科を卒業後、日本の在宅医療、難病看護分野において、長年にわたり先駆的な活動を行ってきました。
神経障害であるスモンの患者との出会いから、1969年に全国スモンの会を立ち上げ、疫学的データと生活困難の実態調査を行い、このことが1972年の難病対策要綱の制定につながりました。
「難病」は行政用語となって難病法制定に至り、その後も、専門の研究所や病院の創設につながっています。このほかにも、広く保健医療サービスの普及に貢献されました。

また、教育者としても、看護系の大学院創設に尽力するなど、看護学の発展の礎を築かれました。1994年に厚生労働省の検討会で提言した在宅看護は、看護教育の在宅看護論として必修科目となるなど、数々の功績を残されています。

本学においては、2008年から13年に渡り大学院看護学研究科および看護学部の教授として、教育者および研究者の育成に力を注がれました。

最終講義は、「看護はどこまで来たのか これからどこへ行くのか」をテーマに本学会場とオンラインのハイブリットで行われ、本学の教員や卒業生・在学生などが参加し講義を聞き入っていました。

川村教授は、4月以降は非常勤講師として本学の教育に携わります。


川村佐和子 教授 略歴
1961年 東京大学医学部衛生看護学科卒業、横浜市衛生局戸塚保健所勤務
    三鷹市役所衛生課(非常勤)
1965年 東大医学部保健学科疫学研究室勤務 中島病院に非常勤で出向
1969年 全国スモンの会副会長
1971年 東京都立府中病院、都立神経病院で在宅診療担当保健婦
1986年 東京都神経科学総合研究所研究員 
    「筋・神経疾患に対する公衆衛生看護学的研究」で昭和大学医学博士
1991年 東京医科歯科大学医学部保健衛生学臨床看護学教授
    東京都立保健科学大学教授、青森県立保健大学教授
2008年 聖隷クリストファー大学教授(現在に至る)