MENU

社会福祉学研究科

教育・研究指導内容

分野 領域 教育・研究指導内容




社会福祉原理 <社会福祉原論>
・社会福祉の専門性や専門職に関する研究
・ソーシャルワーク理論の歩みと人物史に関する研究
・生活困窮者支援とソーシャルワークに関する研究
<ソーシャルワーク>
・地域福祉の主体・対象・方法に関する研究
・住民参加による福祉活動の活性化とコミュニティワークについての研究
・社会福祉法人の地域貢献の課題と実践についての研究
<ソーシャルワーク>
・ソーシャルワーカーの自己変容に関する研究
・社会福祉専門職の養成教育、卒後教育のあり方
・社会福祉分野における質的研究方法
<ソーシャルワーク>
・高齢者・障害者支援領域を主なフィールドとしたコミュニティソーシャル
ワークの研究
・専門職連携・ソーシャルサポートネットワークの構築に関する研究
・ソーシャルワークの実践土壌醸成の方略に関する研究
<ソーシャルワーク>
・メンタルヘルスプライマリケア統合モデルの構築に関する研究
・不登校やひきこもりを含む孤立する若者の心理・社会的背景を解明する
疫学研究
・多職種連携による自殺対策のあり方に関する研究
社会福祉援助 <こども・家庭福祉>
・子どもと家庭の相談や支援に関する研究
・子どもと家庭における問題の早期発見や早期対応のための相談システムの研究
・不適切な養育に陥らないための子育て支援の在り方に関する研究
<こども・家庭福祉>
・児童・家庭(育児)を取り巻く現状と課題
・子どもの健全な育ち・発達課題について
・育児・保育における効果的な方法論
<福祉工学>
・サービスが作る心と身体の満足と健康に関する研究
・福祉工学による諸産業間の連携に関する研究
・心と身体の健康についての定量化に関する研究
<高齢者・障害者福祉>
・ソーシャルワークを基盤とする介護福祉実践研究
・介護福祉人材の研修や育成に関する研究
・介護福祉実践のやりがいや帰属意識に関する研究
<介護福祉>
・要介護高齢者の在宅生活継続支援に関する研究
・施設からの在宅復帰に関する研究
・要介護高齢者の自立性回復に向けた研究
・介護福祉人材の職場定着に関する研究
<介護福祉>
・介護福祉士のキャリアパスに関する研究
・介護福祉実践における階層別研修プログラムに関する研究
・介護実践における移乗動作解析研究

研究内容・教員紹介

社会福祉原理領域
大友 信勝 教授
博士(社会福祉学)
Otomo Nobukatsu

主な研究テーマ:
公的扶助の歴史と理論

公的扶助(貧困)を通して社会福祉の思想、理論、援助方法、政策を研究

 公的扶助の歩みは社会福祉の思想、理論、方法の特徴、課題を映し出す側面をもっています。貧困は経済的な生活困難だけでなく、子ども期の貧困が世代的貧困の継承を伴うこともあり、重層的な生活問題とつながる点に特徴があります。社会福祉専門職による専門性の必要があり、その意義と方法について研究します。

社会福祉原理領域
佐藤 順子 教授
修士(社会福祉学)
Sato Junko

主な研究テーマ:
自治型地域福祉の推進に関する研究

住民自治を促進する小地域福祉活動とその支援の
あり方

 自治型地域福祉の理論に依拠し、小地域における福祉活動の推進主体(地区社協)とその実践、専門的支援(コミュニティワーク)のあり方について研究しています。特に最近は、地方分権、行財政改革の一環としてコミュニティ政策が強化される中、既存の小地域福祉活動がどのような影響を受けているのかについて実証的に研究しています。

社会福祉原理領域
福田 俊子 教授
博士(人間福祉学)
Fukuda Toshiko

主な研究テーマ:
社会福祉専門職の自己生成に関する研究

支援者の語りに耳を傾け、支援の本質を探究する

 文脈を削ぎ落とさずにナラティヴ・テキストを読み解くという質的な研究方法に立脚し、ソーシャルワーカーを中心とした社会福祉専門職がいかなる自己変容を遂げていくのかについて研究しています。今後は、対象をケアワーカーおよび医療・保健専門職にも拡げ、対人援助職の自己変容の構造を明らかにしていきたいと考えています。

社会福祉原理領域
川向 雅弘 准教授
修士(社会福祉学)
Kawamukai Masahiro

主な研究テーマ:社会福祉専門職の実践土壌の
醸成、連携・協働に関する研究

ソーシャルワーカーと組織が、いかなる方法で自身の実践土壌を整えていくか

 昨今の社会福祉実践現場は、「支援」という営為に、些か「矛盾」ともとれる機能を強いられています。生み出されるジレンマは、各々の自助努力だけでは向き合うことが難しい、深刻なものとなっています。このような現実にあっても、専門職と組織はいかにして豊かな実践を構築していくのか、その課題と方法について実証的に研究しています。

社会福祉原理領域
大場 義貴 准教授
学士(文学)
Oba Yoshitaka

主な研究テーマ:精神保健(メンタルヘルス)と
精神障害者福祉の科学的解明

不登校・発達障害・ひきこもる若者等の実態解明と心理社会的支援

 WHOは今世紀の保健上の最大の課題はメンタルヘルスの保持増進であると述べています。我が国でも、不登校や発達障害、若者の自殺やひきこもり等が増加し社会的課題になっています。疫学統計学による実態の解明と心理社会的支援により、予防・早期支援・再燃の防止に貢献する研究を大学、行政、精神科医療機関、NPO等と連携して行っています。

社会福祉援助領域
石川 瞭子 教授
博士(社会福祉学)
Ishikawa Ryoko

主な研究テーマ:
子と家庭の社会的不適応・虐待問題等の支援方法

社会福祉学・心理学・精神保健学を統合した支援
方法の実践学を追及

 子と家庭をめぐる問題は混沌としていて解決は大変に困難になってきています。まして早期介入と予防方法は手つかずの問題もあります。システム論で部分は全体を象徴すると言われます。小さな問題でも、そこからの解決は全体の解決を示唆する場合があります。そうした研究の積み重ねが、全体としての子ども家庭福祉の向上に寄与すると考えています。

社会福祉援助領域
藤田 美枝子 教授
博士(臨床心理学)
Fujita Mieko

主な研究テーマ:親を支える支援、子どもと家庭に関する相談への支援システム

支援を必要とする子どもと家庭への相談体制
~児童家庭支援センターの役割と今後の課題~

 支援を必要とする子どもと家庭への相談体制や社会的養護について研究しています。児童家庭支援センターは、社会的養護の地域支援の重要な拠点として、児童福祉法の中で位置付けられ、その相談機能の強化は児童虐待防止対策においても重要とされています。全国の児童家庭支援センターの現状と今後の役割および課題を明らかにしながら、子ども家庭相談体制について研究します。

社会福祉援助領域
太田 雅子 教授
修士(教育学)
Ota Masako

主な研究テーマ:子どもの向社会性の発達、
自己肯定感の育ち、保育の環境構成

乳幼児の発達・保育理論と実践をつなげる研究推進

 乳幼児の発達、保育実践、子育てに関して、いろいろなテーマを設けて研究をしています。近年では、自己肯定感や人間関係を育むために、その方法が妥当・適切であるかを検証することを行っています。また「いのち」を自ら始動し、方向付けし、力と活動を維持するものと捉え、いのちの育ちを支える働きである保育・育児のあり方や質を高めるための研究に現場と協働で取り組んでいます。

社会福祉援助領域
大川井 宏明 教授
医学博士、博士(工学)
Okawai Hiroaki

主な研究テーマ:
個の健康、社会の健康を作る、測る

心と身体の健康、個と社会の健康を数値化する

 自分の健康状態は他人に対し意識して隠します。一方、自分で知りたいと意識しても知る術がありません。これを睡眠時(無意識状態)の情報、または覚醒時でも無意識動作の情報から、福祉工学の手段で検出可能にしました。個と社会は人体と相似形の部分があるため、同じ福祉工学により個の健康、社会の健康を課題にします。

社会福祉援助領域
横尾 惠美子 教授
博士(医療福祉学)
Yokoo Emiko

主な研究テーマ:高齢者福祉施設の職場環境の
改善、福祉職の人材育成

福祉実践を科学し、「やりがい」の持てる福祉職場を構築する

 主な研究領域は福祉経営と福祉人材の育成、地域共生型ケアと成年後見制度です。介護福祉士がやりがいを持って働き続けることができるように、管理者の質の研究や介護職の離職防止のための仕組みづくりなどを研究しています。NPO浜松成年後見センターの副代表理事もしています。高齢者や障害者が住み慣れた地域で豊かな暮らしができるように、成年後見制度の啓発、促進活動を行っています。

社会福祉援助領域
古川 和稔 教授
博士(医療福祉学)
Furukawa Kazutoshi

主な研究テーマ:
高齢者の自立支援、介護職員の離職問題

自立支援介護により介護福祉士の専門性を確立する

 自立支援介護に必要な理論と技術を体系化し「介護の生理学」(秀和システム)を発表しました。現在は全国の介護職員と連携して、要介護高齢者の自立性回復に向けた実践活動を行っています。自立支援介護、施設からの在宅復帰、介護職員の専門性向上など、介護福祉学分野における様々なテーマについて、理学療法士、介護福祉士、社会福祉士としての知識と経験を活かして研究を深めています。

社会福祉援助領域
野田 由佳里 教授
博士(社会福祉学)
Noda Yukari

主な研究テーマ:
介護福祉士のキャリアパス・質の向上

介護福祉学の構築・介護実践と研修プログラム・
外国人介護労働者

 介護職の就業意識・帰属意識を研究し、主体的な研修参加の姿勢、省察する機会が良いケアにつながる好循環モデルの提案をしています。また職種・経験年数などの階層別研修プログラムの作成とともに移乗動作解析研究も行っています。研究成果は介護実践現場への寄与に加え、介護福祉学の進展に貢献することを目指しています。

教育課程

共通科目

社会福祉学・看護学およびリハビリテーション科学の3研究科と関連の深い諸科学について理解を深めるために、「ヘルスプロモーション健康政策特論」「心理学特論」「教育方法学特論」「マネジメント論」「福祉工学論」など、他研究科と共通する14の科目を配置しています。

基盤科目

社会福祉学分野・領域における研究の基礎となる科目、また共通の科目として、「ソーシャルワーク論」「福祉思想」「社会福祉政策論」「地域福祉論」「介護福祉論」の5科目を配置しています。

専門科目

専門は社会福祉学分野を社会福祉原理と社会福祉援助の2領域に大きく分けています。社会福祉原理領域に社会福祉原論とソーシャルワークを、社会福祉援助領域にこども・家庭福祉、高齢者・障害者福祉、介護福祉、福祉工学を置いています。

■ 2年コース

区分 授業科目 単位数

1年次 2年次
必修 選択



キリスト教倫理特論   2 30 30   (30)  
保健医療倫理学特論   2 30   30   (30)
ヘルスプロモーション健康政策特論   2 30     30  
保健医療経済政策特論   2 30 30      
臨床疫学持論-EBM実践入門   2 30       30
実験的研究法   2 30 30   (30)  
社会調査特論   2 30   30   (30)
現代リハビリテーション学特論   2 30   30   (30)
人体構造・機能学特論   2 30   30   (30)
心理学特論   2 30 30   (30)  
教育方法学特論   2 30 30   (30)  
保健科学英語特論   2 30 30   (30)  
マネジメント論 2 30   30   (30)



ソーシャルワーク論   2 30 30   (30)  
福祉思想   2 30   30   (30)
社会福祉政策論   2 30 30   (30)  
地域福祉論   2 30 30   (30)  
介護福祉論   2 30   30   (30)









<社会福祉原理領域>  
 社会福祉原論特論Ⅰ   2 30 30      
 社会福祉原論特論Ⅱ   2 30   30    
 社会福祉原論特論演習   2 30   30    
 ソーシャルワーク特論Ⅰ   2 30 30      
 ソーシャルワーク特論Ⅱ   2 30   30    
 ソーシャルワーク特論演習   2 30   30    
<社会福祉援助領域>  
 こども・家庭福祉特論Ⅰ   2 30 30      
 こども・家庭福祉特論Ⅱ   2 30   30    
 こども・家庭福祉特論演習   2 30   30    
 高齢者・障害者福祉特論Ⅰ   2 30 30      
 高齢者・障害者福祉特論Ⅱ   2 30   30    
 高齢者・障害者福祉特論演習   2 30   30    
 介護福祉特論Ⅰ   2 30 30      
 介護福祉特論Ⅱ   2 30   30    
 介護福祉特論演習   2 30   30    
社会福祉学特別研究   8 120 120

履修方法

課程修了に必要な単位数は30単位、その内訳は以下のとおりです。
①共通科目、基盤科目から5科目10単位以上を選択します。
②専門科目から研究領域の特論Ⅰ・Ⅱ、演習、特別研究の4科目14単位を選択します。
③社会福祉原論を研究領域とする者は、共通科目、基盤科目および専門科目の当該研究領域以外の特論から6単位以上を選択します。 その他を研究領域とする者は、社会福祉原論特論Ⅰ・Ⅱ 4単位を履修し、さらに共通科目、基盤科目および各自が選択した研究領域以外の特論から2単位以上を選択します。

◎は必修科目、○は選択科目

区分 授業科目 単位数 社会
福祉
原論
ソーシャル
ワーク
こども

家庭
福祉
高齢者

障害者
福祉
介護
福祉
福祉
工学



キリスト教倫理特論 2
保健医療倫理学特論 2
ヘルスプロモーション健康政策
特論
2
保健医療経済政策特論 2
臨床疫学特論-EBM実践入門 2
実験的研究法 2
社会調査特論 2
現代リハビリテーション学特論 2
人体構造・機能学特論 2
心理学特論 2
教育方法学特論 2
保健科学英語特論 2
マネジメント論 2
福祉工学論 2



ソーシャルワーク論 2
福祉思想 2
社会福祉政策論 2
地域福祉論 2
介護福祉論 2









<社会福祉原理領域>  
社会福祉原論特論Ⅰ 2
社会福祉原論特論Ⅱ 2
社会福祉原論特論演習 2          
ソーシャルワーク特論Ⅰ 2
ソーシャルワーク特論Ⅱ 2
ソーシャルワーク特論演習 2          
<社会福祉援助領域>  
こども・家庭福祉特論Ⅰ 2
こども・家庭福祉特論Ⅱ 2
こども・家庭福祉特論演習 2          
高齢者・障害者福祉特論Ⅰ 2
高齢者・障害者福祉特論Ⅱ 2
高齢者・障害者福祉特論演習 2          
介護福祉特論Ⅰ 2
介護福祉特論Ⅱ 2
介護福祉特論演習 2          
福祉工学特論Ⅰ  
福祉工学特論Ⅱ  
福祉工学特論演習            
社会福祉学特別研究 8

修士論文題目:修了生の研究テーマ

◎アフリカ・ガボン共和国におけるHIV感染者への取り組みに関する研究
 -青年海外協力隊員として関わるなかでの考察-
◎知的障害のある人の小地域福祉活動への参加に関する研究-防災から見たつながり-
◎保育現場における児童虐待の発見と対応のあり方についての研究-児童虐待の社会化に向けて-
◎ひきこもり青年と父親への支援の研究-6ケースのエスノグラフィー調査からの考察-
◎10代親のステップファミリーにおける児童虐待死の研究-公的報告書10事例からの考察-
◎0日・0か月児死亡事例の検討-Q市乳児遺体遺棄事件のケースをもとに-
◎高齢者の「活動・参加」に対する介護職者の意識について-ICF第2レベル分類を用いて-
◎共生型特別養護老人ホームにおける世代間交流の波及効果-浜松市の保育園併設施設の現状からの考察-
◎介護支援専門員による要介護高齢者の退院支援の現状と課題
 -山間地域における介護支援専門員の実態調査から退院支援を考える-

時間割