SCESへの質問-1- 聖隷クリストファー小学校の「宿題」

SCES(Serei Christopher Elementary School)は「宿題」はあるのですか?
どんな「宿題」になるのですか?

保護者の方からかなり多くの質問をいただく内容の一つです。

ではみなさん、「宿題」ってなんのために必要なのでしょうか?

   ・今まで宿題ってあったし、ないと不安…
   ・勉強を自分からする子はほとんどいないし、強制的にやらせないとしないのでは。
   ・逆に、宿題があったから学習習慣がついたような気がするし・・・。

など、様々なご意見をいただきます。

実は、小学校の場合には宿題に費やした時間と学習効果の相関はほぼゼロという報告もあります。
また宿題を与えることは、タスクをこなすという意味での“時間管理能力”を高めることにはつながらない、という研究もありました。
(「教育の効果」 ジョン・ハッティ著 図書文化)

特に大切なところは、子どもたちがどのような気持ちでその学習(宿題)に取り組んでいるか、という点です。
字を覚えることって楽しい、知ることが楽しい、という思いで書き取りの宿題に取り組んでいる場合は、子どもの学習効果も高いでしょう。
さらに自分で辞書を調べるうちに面白くなって、関連することわざを調べ始めたりと、さらなる学習に発展するかもしれません。

 

この例の後半、「関連することわざを調べる」は宿題でしょうか?
もう子ども自身の探究心の高まりにより、自分で自分に課題を出しているような状態になっていると思いませんか?

SCESで育つ子どもたちは、宿題を出さなくても、家でも遊ぶかのように自発的に探究活動をするようになると考えています。
そのためSCESでは原則的としては、みんな一律の宿題は出しません。

個々の学習状況を見ながら、子どもたちと相談をして、これをやってみよう、と伝えることはあるかもしれません。
ただ、それはクラス全体に課すものではなく、一人ひとりの子どもと話をしながら、設定をしていくものになるでしょう。

家庭での過ごし方は、子どもと保護者が自由にコーディネートしていいはずです。
趣味に熱中したり、習い事をしたり、家の手伝いや家族の時間にしたり、旅行に行ったり。
どこからでも探究は始まり、学びは深まります。

子ども自身で学びを深められる児童を育てていきましょう。

 

  ❁2019年6月28日❁