育みたい3つのH

この数ヶ月間、いくつかのこども園に訪問させて頂く機会がありました。どの園もそれぞれに特色のあるところで刺激を受けたのですが、そのどれにも共通していたことは、子どもが実に「人間らしく」生活していたことでした。

 

ところで、「人間らしさ」とは何でしょうか。

わたしたちは「人間らしい」生活を送っていますか? 学校は「人間らしい」ところになっているでしょうか?

人間(Human)の頭文字は H ですね。この H はわたしたちの教育を考える上で大切な文字です。

何故なら、わたしたちは3つの H (Head – Hand – Heart)を育みたいと考えているからです。

 

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▶︎頭(Head)だけが発達したとしたらどうでしょう。

 この世界は数々の優れた頭脳のお陰で成り立っています。ただ、そればかりが肥大すると「頭でっかち」などと揶揄されてしまうかもしれません。

 

▶︎手(Hand)だけが発達したとしたらどうでしょう。

 手仕事は人を豊かにもしますし、その先に職人のような技を身につけられるかもしれません。しかし、その技の価値を認めてもらうためには、他者とコラボレーションする力が必要でしょう。

 

▶︎心(Heart)だけが発達したとしらたどうでしょう。

 時に熱く、他者を思いやれるハートを持った人がいなくては、世の中は殺伐としていくでしょう。でも、その願いを実現するには知恵と工夫が必要です。

 

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ちょっと専門的な話になりますが、「民衆教育の父」とも呼ばれるペスタロッチはこの「3つのH」を育むことが大切だと主張したそうです。

わたしたちが目指しているのは、全人的な(Holistic)教育。

人間(Human)が育つ学校です。