教員紹介 —杉浦 萌子(すぎうら もえこ)先生—

私は、福島県福島市で生まれました。
曽祖父が小学校教師、祖父と母が高校の日本史の教師という教員一家の中で育ちました。

小学生のある日、スーツにチョークの跡をつけて帰宅した母を見て「格好良いなあ」と思い、先生になろうと決めました。
ところが、中学時代、メガネっ子だった私は周りから「キショイ(気持ち悪い)」と言われ、毎日顔を見せないようにうつむく生活を送っていました。
メガネを外した高校時代は、仲間からはずれるのを恐れ、誰に対しても好かれようと努力しました。
しかし、努力すればするほど孤立していき、自分にだんだん自信がなくなっていきました。

そんな折、大学の国際交流のイベントでアメリカ・ドイツの学生と交流する機会がありました。
消極的な私をみんなは、輪の中心に入れてくれ、私の大好きな「We Are The World」を全員で歌ってくれました。
その時の心の通い合いが私を突き動かし、その後アメリカで1年間の留学を経験することになります。
今までに世界の約20か国を訪問し、60か国以上の異なる国出身の友人に恵まれました。

  「私を受け入れてくれる仲間が海外にいた…!」
  「国や人種、文化、考え方が異なると、私に対する見方も変わるんだ」

この発見が自信につながり、色んなチャンスに飛び込んでいく力となってきたように思います。

そしてもう一つの発見は、英語が思考力と関係すると思えることです。
海外の方々と英語で交流しているうちに、政治・経済・歴史など今まで興味のなかった分野にも興味を持つようになりました。
また、自分の意見を持ち、人の話を鵜呑みにせず、自分の意見と照らし合わせて考えるようになりました。
多国籍の様々な英語に触れるうちに、言語の裏にある歴史や文化まで感じるようになり、思考の幅が大きく伸びたように思います。

相手の文化や背景の「ちがい」によって対立するのではなく、「ちがい」を受けいれ、互いに理解することで、さらに面白いモノが生まれたり、より多角的な視点で物事を見たりできるような気がします。

聖隷クリストファー小学校の多国籍教員による英語イマージョンならぬ『異文化イマージョン』が、「ちがい」による面白さに気付くきっかけになると信じています。

私は、そんな学校で子ども達と一緒に学んでいけることをわくわくしています。

  ❁2019年5月8日❁