世界の窓-1- 「新卒、一括就職」のあるのは日本だけ!?

日本を離れ、カリフォルニア州サクラメントへ。
アパートも決まり、いよいよ、アメリカでの新生活のスタートと思いきや階下から懐かしいメロディーが聞こえてきた。
何とアニメソング「ルパン三世」。
音源の主は、地元の有名新聞社に勤める新聞記者だった。何でも日本のアニメが大好きとのこと。

さて、今回はその新聞記者さんとの「世界は違う」発見物語です。

新聞記者と聞いてさぞかし優秀な人物なんだろうと思いながら、経歴を聞いてみた。
その記者さん曰く、アメリカでは新聞記者になるには、まずメディア関係の会社や専門紙に自分で記事を送るのだそうだ。

  「えっ、新聞社に採用されたんじゃないの?」 と聞いてみると、

  「えっ、なぜ新聞社が雇ってくれるの?」   と逆質問を受ける。

  「日本では大学出て、新聞社の入社試験を受けて、合格しないと・・・・」

と説明すると、妙な顔をされ、アメリカの事情を話してきた。

  「新卒で、記事も書いたことのない人をどうして記者として採用し、給与まで払ってくれるの?ありえない!」

  「まず、記事をいろんなメディアに出しまくるんだ。やっと認められ、再度お呼びがかかればしめたもの。
   それで終わりの時もあるけど、自分の場合はラッキーで、連載記事までこぎつけ、やっと地方の新聞社に雇ってもらえた。35歳の時だよ」 とのこと。

日本のように大手新聞社に新卒で就職というのはないようだ。
そもそも、「新卒、一括就職」というシステム自体が存在しない。
ルパン三世の記者さん、仕事もまだできない新卒を雇う日本の会社のことがかなり興味をもったらしく、日本の就職事情を取材したいと申しておりました。

これはという「売り」(セールスポイント)がなければ雇ってもらえない!?

最近、日本も新卒ではなく、キャリアを積んだ人に期待する会社も増えている様子。
また、“第二新卒”と言われるのも出てきました。いずれにしても、今後、雇う側も「人とは違う売り」がどれだけあるかを見てくるでしょう。
自分の「売り」を持つためにも小学生からの教育こそ大切だと思います。

よく言われます。”日本の常識は、世界の非常識”もっと世界を探究する必要がありますね。

 

❁2019年3月29日❁