グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


就職・キャリア

ホーム >  就職・キャリア >  キャリアガイドブック(WEB版) >  社会福祉学部_社会福祉士・精神保健福祉士

社会福祉学部_社会福祉士・精神保健福祉士



浜松市東区役所 舩川晴哉さん

現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
 2017年に採用され、今年度で5年目となります。入庁後2年は、区役所で生活保護のケースワーカーとして業務に携わりました。3年目からは現在の障害保健福祉課で、市民からの電話や来所による心の健康相談、精神科を受診している方やそのご家族などからの相談に随時対応しています。また、警察からの通報対応業務なども行っています。今まで治療機会のなかった方が、私たちとかかわったことをきっかけに医療と向き合ったり、その人らしい生活ができるようになったりしている姿を見ると本当によかったと感じます。また、自宅訪問や電話等で経過について良好な話が聞けるとやりがいを感じます。

今の領域(職種)に進もうと思った理由
 大学4年次に精神保健福祉士の資格取得のため浜松市の精神保健福祉センターで実習をしたときに、行政であれば地域支援や家族支援など、より広い視点で精神に疾患を抱える方のサポートができると考え、市役所への就職を希望しました。さらに先生から、私には行政の仕事が適任だと後押ししてもらったことも決め手の一つになりました。

後輩へのメッセージ
 行政の精神保健福祉士は、当課や生活保護業務、障害福祉サービスの窓口、精神保健福祉センター等幅広い分野で活躍しています。病院や福祉施設と比べてイメージがしづらく、普段接する機会も少ないと思いますので、実習やインターンシップ等の機会を活用し、私たちの仕事をのぞいてみていただきたいです。聖隷クリストファー大学出身の先輩も多いので、先生方を通じて話を聞いてみるのもいいかもしれません。『行政だから』と身構えず、就職の選択肢として積極的に考えてみていただけたらと思います。

医療法人好生会 三方原病院 鈴木美里さん

現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
 当院は外来、急性期治療病棟、認知症治療病棟、療養型病棟2棟、精神科デイケア、精神科訪問看護ステーションがあり、私は医療相談室に在籍しています。ご本人やご家族等からの初診相談、他院への転院調整、外来患者様の生活全般のご相談や入院患者様の退院支援等、様々な場面での相談業務を行っています。全てに共通することとして、何かしらの悩みや不安を感じておられる方々に寄り添う姿勢を持ち、日々業務にあたっています。

今の領域(職種)に進もうと思った理由
 大学在籍時の知的障がい者施設でのアルバイトを通し、ご利用者さん達ととても濃い時間を過ごしました。その中で現職場である三方原病院でのPSWの実習時に、利用者さん達と同様に知的障がいを持った方が外来受診されていることを知りました。そこから精神科領域に興味を持ち始め、高齢者から児童まで幅広い年齢の方々と関われる分野に携わりたいと感じ、当時お世話になっていた教授にもたくさん相談させていただき、進路を決定しました。

後輩へのメッセージ
 私は大学生活中も福祉分野でアルバイトを続け、接客業のような一般的な就労経験がありません。日々業務にあたりながら、様々な経験を沢山すればよかったなぁ…と後悔しています。一般企業の多忙さや人間関係の悩み等、様々な体験を経て受診される方が多くいます。その時に、患者様と共通事項があると共感することができ、信頼関係が築きやすいと思います。そういった意味でも、学生のうちにしかできない経験を沢山できると良いと思います。

浜松市北障がい者相談支援センター 村上舞さん

現在勤務している領域の仕事の特徴、魅力、やりがい
 浜松市北障がい者相談支援センターでは、浜松市北エリアにおける障がいのある方に関する全般的な相談支援と、障がいのある方がより良い生活を送ることができるようにしていくための地域づくりを行っています。地域の様々な関係機関の方とつながっていくのを実感できることと、ご利用者それぞれの価値観を尊重した生き方を、ご本人やご家族と一緒に悩みながら考えていくことができるところに魅力と同時に難しさも感じています。

今の領域(職種)に進もうと思った理由
 大学在学中に、「ユニバーサルデザインはハード面だけでは意味がなく、ソフト面(心)も大切だ」という内容が書かれている書籍を読んだことがきっかけです。その後デンマークへ1年留学し、3分の1の生徒に障がいがあるという一風変わった学校で寮生活を送りました。障がいを特別扱いされることなく、多種多様な全ての人が受け入れられる環境はとても居心地が良く、私の理想となっています。

将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
 公認心理師資格取得に向けての学びから、ご利用者の心理検査結果を読み解いて支援に活かすことや、個々の特性について根拠を持って理解することができるようになってきました。また、医療機関の方のお話の理解がしやすくなったことも感じています。今後も自己研鑽を重ね、様々な方たちと接しながら、一歩ずつ、地域に頼られる相談員になっていけたらと思います。

後輩へのメッセージ
 たくさんのいい思い出といい友人を作り、楽しい大学生活にしてください。それから長期休みを活かして目一杯楽しむこと、欲を言えば普段の生活圏外へ出てみることはおすすめです。いつもと違うところでいつもと違う人と触れ合うことで視野が広がり、物事を柔軟に捉えられるようになると思います。

静岡県警少年サポートセンター 鈴木 瑛利華さん

現在勤務している領域の仕事の特徴、魅力、やりがい
 私が勤務している少年サポートセンターでは、少年の非行問題の解消や犯罪被害によるダメージの軽減を図るため、継続した助言・指導や立ち直りのための支援を行っています。少年やその保護者からの相談を受け、面接を終了した際に、「ありがとうございました。」と感謝され、少年の主訴が改善された状態が続いていることを確認できた時に、やりがいを感じます。

今の領域(職種)に進もうと思った理由
 少年が健全な生活を送ることができるようサポートしたいと思いこの道に進みました。私はボランティア活動を通して、少年が少年警察補導員とかかわる中で立ち直る姿を見ました。問題の改善は、時間が解決するものではありません。だからこそ早期に問題に介入し、私も少年の健全育成に寄与したいと思いました。

将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
 将来の夢は、少年に関する様々な知識を取り入れ、より一層適切な助言ができるようになることです。少年を取り巻く環境は広く、情報量が多岐に渡ります。少年一人ひとりに応じた必要な情報を取捨選択する必要があります。制度改正や相談機関の新設等があり、常に情報を更新することが大切です。そのため、各機関が主催する研修会に参加し、常に最新の情報の収集に挑戦したいです。

後輩へのメッセージ
 希望する職種のボランティア活動や職場体験をすることをおすすめします。私は大学生活で様々な分野のボランティア活動を経験しました。資料などの文字を見るだけでは、判然としない部分があると思います。私は、実際に目で見て肌で感じたことによって、職場の仕事内容や雰囲気を知ることができました。