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就職・キャリア

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看護学部_看護師_大学院



聖隷浜松病院 高真喜さん

現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
 小児看護専門看護師の資格を取得後4年目になります。現在は退院支援室に所属し、退院支援専従看護師として活動しています。看護専門職として20年間、モチベーションを保てる理由は、子どもからの癒しです。また、子どもとのコミュニケーション、家族とのかかわりは、「こんな考え方もある!」と新しい発見があり、自分自身も成長させてくれます。子どもの入院や在宅移行前後の過程を共に過ごし成長・発達を支援する役割は、小児看護の魅力・やりがいだと感じます。

今の領域(職種)に進もうと思った理由
 循環器系病棟での先輩看護師からの学びが、小児看護を選んだきっかけです。当時は、心臓手術後の子どもは循環器系病棟のICUで看護していました。言葉での表現が困難な子どもの思いをわかりやすく代弁する、面会に来てもICUへ入室できないきょうだいへの声かけ等、子どもの気持ちに寄り添う看護に、小児看護の難しさとあたたかさを実感し、小児看護を極めたいと考えました。

将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
 「保健・医療・福祉・教育の多職種との協働を図る地域の窓口となり、子どもと家族中心のケアの提供と支援の質の向上に貢献できる」が小児看護専門看護師としてのビジョンです。このビジョンの実現にむけた活動を通して、小児看護専門看護師の5年ごとの更新に努めていきます。

後輩へのメッセージ
 どの看護学領域・分野を選択しても、コミュニケーションが大切です。学生生活で経験する人とのかかわり、本との出会い等、一つひとつを大切にしてください。自分と同じ、または異なる感性、価値観、表現方法の気づきが、看護に求められる「人を包括的に捉える」の一助になります。

聖隷三方原病院 錦織紘子さん

現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
 病気と共に生きる人が、その人らしく生きることができるように支えることが仕事です。慢性の疾患と共に生きる人は年齢も人生経験も様々で、その人の生きる力に驚き学ばせてもらうことばかりです。病気を持ちながらも日々の生活を工夫し、上手に周りの人の理解を得ながら、自分の持つ生きる力に気づいていく患者さんの姿が私の原動力です。

今の領域(職種)に進もうと思った理由
 まだ新人の頃、患者さんから「ただそばにいてもらうことが嬉しいと思う。」と話してもらったことがあります。無力でもいい、できることはわずかかもしれないけれど、病気と共に生きる人のそばに寄り添うことができたらいいなと感じた瞬間でした。それから5年、病気と共に生きる人に寄り添い、支えたいと思い大学院に進学しました。

将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
 浜松市の糖尿病療養指導の質の向上が目標です。しかし、一人でできることは限られています。今、浜松市内の様々な病院の糖尿病療養指導士の看護師、薬剤師、管理栄養士と共に「はままつCDE(糖尿病療養指導士)研究会」で勉強会を企画し、多くの医療者に向けて糖尿病療養指導のコツや魅力を伝えています。院内だけでなく糖尿病療養指導に熱意を持つ多くの仲間に支えられ、助けられています。

後輩へのメッセージ
 大学院では看護を学ぶだけでなく、今までの自分の生き方を振り返り今後どのように生き、そしてどのように看護に貢献したいのか考える機会を得ました。大学院で私を教え導いてくれた教授は両親以上の存在で、大学院で出会い支え合った同級生は今でもお互いに刺激し合える大切な仲間です。看護をきっかけにして、患者さんだけでなく、大学院の仲間や教授、研究会の他の病院の志を同じくする糖尿病療養指導士の人たち、様々な人に出会えました。看護は自らも成長することのできる魅力的な仕事だと思います。皆さんの活躍を期待しています。

聖隷クリストファー大学教員 大学院博士前期課程在学中
河野貴大さん

現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
 私は急性期病院での臨床経験を経て、現在成人看護学の教員として本学に勤務しています。主な仕事は演習、実習における学生の学びの支援・指導です。教員として、どうしたら学びの多い実習になるかを考えて日々試行錯誤しています。学生が実習で患者さんと向き合い、いろいろ悩みながらも看護の楽しさを見つけていく過程に携わることができることに魅力を感じています。

今の領域(職種)に進もうと思った理由
 日々臨床で看護をしていくなかで、目の前の患者さんだけでなく、もっと幅広い視野で看護を提供したいと考え、母校である本学の大学院への進学を決めました。大学院で研究活動に取り組みながら、恩師による学生指導の現場をみて、自分も看護の楽しさを伝えることができる教員になりたいと思うようになり、看護教員の道を目指しました。

将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
 私を教え導いてくださった先生方のように、必要な知識・技術だけでなく人としての価値観も育むことのできる教員を目指したいと考えています。また、私は現在、慢性疾患を抱える患者さんを支える看護について研究を行っています。今後も引き続き研究を行い、教育や社会に生かしていきたいと思います。

後輩へのメッセージ
 大学時代の友人達とは今でも交流があり、私にとってかけがえのない存在です。大学生の4年間は本当にあっという間ですので、日々大切に過ごしてほしいと思います。また、私は看護師7年目で大学院へ進学しました。大学院へ進学すると、専門分野に関する知識の修得だけでなく、経験豊富な仲間との出会いもあり、視野を広げることができます。中堅看護師になって進路に悩むことがあれば、進学も検討してみても良いと思います。

聖隷クリストファー大学 若杉早苗さん

現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
 行政機関(牧之原市)の保健師として14年勤務した後、縁あって母校である聖隷クリストファー大学の教員に就職しました。現在は公衆衛生看護領域で、保健師の国家資格を修得させる教育に携わっています。保健師修業規則の改正により本学では、保健師課程が選択制となり、学生が保健師の学修をするか否かを選択します。このため、私の実務経験や失敗談も含め、保健師活動の楽しさを伝えることで、1人でも多くの学生が「保健師として働きたい!」と思えるよう、日々試行錯誤を続けています。

今の領域(職種)に進もうと思った理由
 行政保健師の業務として、学生の実習担当を受け持った事が、教員の道に入ったきっかけです。学生の多くは保健師や公衆衛生看護のイメージや興味が薄く、実習に来て初めて保健師の仕事を理解する学生がほとんどです。このような学生が、数週間の実践を通じて、病院だけが看護の場ではない事や地域で生活を診る視点に気づき、保健師の存在を理解して成長していく過程に関わりたいと思った事が、教員になった最大の理由です。

将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
 私は大学卒業後、聖隷学園助産学専攻科に進学し、助産師の資格を取得したにも関わらず、保健師になった変り種です。また就職後は、子育てと保健師の仕事を続けつつ、介護支援専門員の資格取得と同時期に、大学院修士課程の学修をしました。現在は教員として働きながら、大学院博士課程の学修をしています。家庭と仕事の両立は大変ですが、自身が学びたい・知りたいと思う気持ちを持ち続けていく事が大切だと考えています。子供が自立し、自分の成長に時間やお金を惜しまずに使えるまでもう一息!個人の興味としては、発展途上国の支援に興味があるので、機会があれば挑戦していきたいと考えています。

聖隷クリストファー大学 室加千佳さん

現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
 現在、母校である聖隷クリストファー大学で、母性看護学の教員として勤務しています。仕事の内容は、授業や実習指導、授業外での学生との交流、臨床の方々との研究です。最近は、学生の看護実践能力の向上を促し、臨床現場とより近い空間で学ぶことができるよう、人型シミュレーターを導入したシミュレーション教育に力を入れています。学生たちが看護師として成長する過程を実感できることが魅力な職業です。

今の領域(職種)に進もうと思った理由
 大学時代、臨床心理学の授業内で、胎児期に母親の気持ちがわかるとの話しに魅了され、助産専攻科に進学し、助産師になりました。そして、臨床ではNICUや産科で勤務したのち、大学時代に魅了された話しの不思議を解明するために、大学院に進学し母親と児の愛着に関する研究に取り組みました。大学院時代、恩師から母校で教員にならないかと声をかけていただき、この道に進み、今があります。

将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
 専門領域の垣根を超えたシミュレーション教育が始まっています。今後は、米国にある本学との協定締結校と連携したシミュレーション教育を充実させていきたいです。また、臨床で働いている時から、NICU入院児と家族に関する研究を続けているので、今後も児と家族の生活を支援していきます。プライベートでは、結婚・出産・育児を経験しました。今後も育児や仕事を通じて、人間的に成長し続けていければと思います。

後輩へのメッセージ
 大学時代の友人とは、今も昔と変わらず話すことができます。一緒によく遊び、学び、実習を乗り越えた昔があるからこそ、今も分かり合える絆で結ばれているのだと思います。人との出逢いを大切にしながら今しかできないことを実行し、様々なことにチャレンジしてください。手を伸ばせば、チャンスはいくらでもあると思います。そのチャンスを見逃している時や迷っている時は、相談してください。背中を押しますよ。

聖隷クリストファー大学教員 大学院博士前期課程在学中
有村優範さん

現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
 愛知県の急性期病院で勤めた後、本学の基礎看護学領域の教員として勤務しています。基礎看護学領域は主に1、2年次生を対象に講義・演習・実習を行っており、医療者になるための土台を作る重要な分野だと思っています。そのため、学生にどのように伝えたら、より興味や関心をもってもらえるかなどを考えながら関わっています。

今の領域(職種)に進もうと思った理由
 私が臨床にいた時に、後輩指導を担うことがありました。しかし、いざ教育の計画を立てようとした際、自分がこれまで教えられたようにしか指導ができず、「本当にこのやり方が正しいのだろうか?」と手探りの中で教育を行っていました。そこから教育学を学びたいと思い、大学院に進学し、現在は学んだことを生かすために教員になりました。

後輩へのメッセージ
 学部に縛られず、多くの友人を作ってほしいと思います。大学4年間を共に過ごした友人は、社会に出ても嬉しいことや辛いことを共有できる大切な仲間になると思います。また、臨床で働く中で、様々な疑問にぶつかり、一人では解決できない時があるかと思います。大学院へ進学をすると、様々な研究分野、経験をした方々と再度勉強をする機会が得られます。もし、次へ進むステップで困っているのであれば、大学院への進学も選択肢に入れても良いかもしれません。

聖隷クリストファー大学 寺田康祐さん

現在勤務している領域の仕事の特徴、魅力、やりがい
 現在、母校である聖隷クリストファー大学で、成人看護学の教員として勤務しています。仕事の内容は、講義や実習指導、看護に関する研究です。看護師を目指す学生と関わらせていただくことで、看護について学ぶことの大切さを改めて感じると共に、学生が患者さんと向き合い、看護の難しさや楽しさを感じる過程に携われることに魅力を感じています。

今の領域(職種)に進もうと思った理由
 看護師として病院に勤める中で、自分の行っている看護実践が本当に正しいのか、よりよい実践があるのではないかと考え、母校でもある聖隷クリストファー大学の大学院への進学を決めました。同時に、臨床での教育担当の経験から学生指導にも興味があり、看護の楽しさを伝えることができる教員になりたいと思い、教員の道をめざしました。

将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
 私は現在、周術期のがん患者さんに対する看護について研究を行っています。研究で得られた成果を患者さんや臨床での看護実践に活かせるよう今後も研究を行っていきたいと思います。教員としては新米ですが、他の先生方のように看護師になるうえで必要な知識や技術を伝え、看護師としての心構えも一緒に考えられるような教員になりたいと思っています。

後輩へのメッセージ
 大学生活は学修することが多く大変だと思います。そのような時期を共に過ごした友人は医療者となっても大切な仲間になります。今の友人を大切にするとともに、自分の好きなことを見つけていってください。また、いつでも、どんな時でも自分を大切にし、自分を好きでいられる自分を大切にしてください。迷うことがあれば母校を訪ね、大学院に進むのもよいかもしれません。