看護学部_看護師_海外で活躍
The Little Clinic ヒロミ バートンさん

現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
アメリカテネシー州にて、ファミリーナースプラクティショナー 兼 クリニックマネージャー(長)をしています。勤務しているのは、リーテイルクリニック、コンビニエントクリニックという 薬局や大手スーパーなどに併設されたクリニックで、予約なしで軽症の患者さんの診察をし、処方を出します。魅力は、やはりナースでも治療ができること。患者さんが頼って来てくれるときにやりがいを感じます。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
たまたま子供と一緒に風邪をひいてかかったクリニックに日本で育ったというハーフのナースプラクティショナーがいて、話を聞くうちにRN(レジスタードナース)以外の道も考え始めました。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
今年大学院に再入学したので、また更に看護のいろんな分野を勉強していきたいと思います。将来は、機会があれば日本の看護教育にも携われたらと思います。ご興味のある方は誘ってください。
後輩へのメッセージ
海外に興味があるのであれば、若いうちの挑戦を進めます。根気よく、努力を続ければ、叶わない夢ではないので頑張ってほしいです。
アメリカテネシー州にて、ファミリーナースプラクティショナー 兼 クリニックマネージャー(長)をしています。勤務しているのは、リーテイルクリニック、コンビニエントクリニックという 薬局や大手スーパーなどに併設されたクリニックで、予約なしで軽症の患者さんの診察をし、処方を出します。魅力は、やはりナースでも治療ができること。患者さんが頼って来てくれるときにやりがいを感じます。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
たまたま子供と一緒に風邪をひいてかかったクリニックに日本で育ったというハーフのナースプラクティショナーがいて、話を聞くうちにRN(レジスタードナース)以外の道も考え始めました。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
今年大学院に再入学したので、また更に看護のいろんな分野を勉強していきたいと思います。将来は、機会があれば日本の看護教育にも携われたらと思います。ご興味のある方は誘ってください。
後輩へのメッセージ
海外に興味があるのであれば、若いうちの挑戦を進めます。根気よく、努力を続ければ、叶わない夢ではないので頑張ってほしいです。
カイザーパーマネンテ・サンフランシスコメディカルセンター病院
杉若裕子さん


今の領域(職種)に進もうと思った理由
日本で約4年看護師を経験した後、アメリカに留学しました。日本では、癌の患者さんが多く入院する病棟に勤務しており、終末期の看護をもっと深く学びたいという思いを持っていました。アメリカの看護大学に編入し、その後大学院で修士号を取りながらこちらの看護師免許を取得しました。大学院卒業後は、急性期病院の内科・外科系一般病棟に勤務しました。病院勤務を続けながら看護大学の実習指導員をする機会に恵まれ、同じように看護師として働きながら実習指導をしていた方から現在のICU病棟で働くことを勧められました。初めはクリティカルケア看護にはあまり興味がありませんでしたが、研修が進むにつれて看護師の役割の広さや重要さが分かるようになり、ICUでの勤務は今年で14年目になります。
後輩へのメッセージ
看護を提供する場所が日本であっても外国であっても、看護の対象が日本人であっても外国人であっても、自分なりに工夫しながら看護を提供してくることができたのは、聖隷での学びが考え方の土台にあったからだと思います。進む道が見えなくなったり、物事が思い通りに進まなかったりして、どうしたらよいのか分からなくなることもありました。そのような時は、たとえ興味が持てないことであってもできるだけオープンマインドになるよう心がけ、とりあえず何か小さい事でもいいので行動してみることで、少しずつ道が開けていきました。後輩の皆さまにも、焦らずに自分のペースで、人生の冒険をたくさんしていって欲しいと思っています。
日本で約4年看護師を経験した後、アメリカに留学しました。日本では、癌の患者さんが多く入院する病棟に勤務しており、終末期の看護をもっと深く学びたいという思いを持っていました。アメリカの看護大学に編入し、その後大学院で修士号を取りながらこちらの看護師免許を取得しました。大学院卒業後は、急性期病院の内科・外科系一般病棟に勤務しました。病院勤務を続けながら看護大学の実習指導員をする機会に恵まれ、同じように看護師として働きながら実習指導をしていた方から現在のICU病棟で働くことを勧められました。初めはクリティカルケア看護にはあまり興味がありませんでしたが、研修が進むにつれて看護師の役割の広さや重要さが分かるようになり、ICUでの勤務は今年で14年目になります。
後輩へのメッセージ
看護を提供する場所が日本であっても外国であっても、看護の対象が日本人であっても外国人であっても、自分なりに工夫しながら看護を提供してくることができたのは、聖隷での学びが考え方の土台にあったからだと思います。進む道が見えなくなったり、物事が思い通りに進まなかったりして、どうしたらよいのか分からなくなることもありました。そのような時は、たとえ興味が持てないことであってもできるだけオープンマインドになるよう心がけ、とりあえず何か小さい事でもいいので行動してみることで、少しずつ道が開けていきました。後輩の皆さまにも、焦らずに自分のペースで、人生の冒険をたくさんしていって欲しいと思っています。
兵庫県明石市こども健康センター 町田有里さん


現在勤務している領域の仕事の特徴、魅力、やりがい
兵庫県明石市こども健康センターで保健師をしています。対象は0歳~就学前のお子さんと保護者の方で、主に発達や育児に不安がある家庭への訪問や電話相談、市の乳幼児健診などを担当しています。病院勤務と比べて各家庭との関わりがより密接になり、長い期間お子さんの成長を保護者の方と見守れるのは楽しみの一つです。また方針や解決方法が一つでなく、地域の多くの方に知恵や支援をいただいたり、時間をかけて解決していけるのも魅力だと思います。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
大学卒業後助産師として総合病院で6年半勤務した後、2年間JICA海外協力隊としてドミニカ共和国でボランティアをしました。現地のスタッフと母乳育児指導や母子手帳の記入率向上のための活動をしました。私が一番苦労したのは言語で、コミュニケーションがスムーズにできればもっと幅広く活動や生活ができたと思います。それらの経験から帰国後は困っている外国人の支援がしたいと思い、現在は外国人家庭の保健指導等も行っています。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
助産師や保健師の経験を生かして、今後も保健指導や学生指導をしていきたいです。学生指導は病院勤務で行なっていましたが、その後なかなか機会がなかったので、今後挑戦したい目標の一つでもあります。またどんな形でもいいので、今の自分とは違う文化や習慣のある場所で仕事や楽しみを見つけていけたらいいなと思っています。
後輩へのメッセージ
JICAボランティアを考えている方は、派遣国がわかればその言語を、わからなければ英語が苦手な方は英語の勉強に早めに取り組むといいと思います。迷っている方はOVに話を聞いたり説明会に参加するといいと思いますが、結局行ってみないとわからないので、挑戦できる環境なら行ってみたらいいと思います。派遣国についてもそうですが、自分自身や自分が育ってきた環境を知る良い機会になり、いろいろなものの価値観が変わるかも知れません。
兵庫県明石市こども健康センターで保健師をしています。対象は0歳~就学前のお子さんと保護者の方で、主に発達や育児に不安がある家庭への訪問や電話相談、市の乳幼児健診などを担当しています。病院勤務と比べて各家庭との関わりがより密接になり、長い期間お子さんの成長を保護者の方と見守れるのは楽しみの一つです。また方針や解決方法が一つでなく、地域の多くの方に知恵や支援をいただいたり、時間をかけて解決していけるのも魅力だと思います。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
大学卒業後助産師として総合病院で6年半勤務した後、2年間JICA海外協力隊としてドミニカ共和国でボランティアをしました。現地のスタッフと母乳育児指導や母子手帳の記入率向上のための活動をしました。私が一番苦労したのは言語で、コミュニケーションがスムーズにできればもっと幅広く活動や生活ができたと思います。それらの経験から帰国後は困っている外国人の支援がしたいと思い、現在は外国人家庭の保健指導等も行っています。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
助産師や保健師の経験を生かして、今後も保健指導や学生指導をしていきたいです。学生指導は病院勤務で行なっていましたが、その後なかなか機会がなかったので、今後挑戦したい目標の一つでもあります。またどんな形でもいいので、今の自分とは違う文化や習慣のある場所で仕事や楽しみを見つけていけたらいいなと思っています。
後輩へのメッセージ
JICAボランティアを考えている方は、派遣国がわかればその言語を、わからなければ英語が苦手な方は英語の勉強に早めに取り組むといいと思います。迷っている方はOVに話を聞いたり説明会に参加するといいと思いますが、結局行ってみないとわからないので、挑戦できる環境なら行ってみたらいいと思います。派遣国についてもそうですが、自分自身や自分が育ってきた環境を知る良い機会になり、いろいろなものの価値観が変わるかも知れません。
Guy's Hospital 内田礼香さん






現在勤務している領域の仕事の特徴、魅力、やりがい
私はイギリス・ロンドンにある総合病院で、緩和ケアおよび終末期ケアの専門看護師(CNS)として勤務しています。現在は在宅療養中の患者を担当しており、ご自宅へ訪問し患者とその家族へ包括的なケアを提供しています。ここでは、患者さんのみならず同僚までもが多国籍・多文化という環境です。そのため、日本とは異なる価値観や習慣に日常的に触れる機会があり、非常に刺激的で学びが多く、看護のアプローチや視野も自然と広がっていきます。人生の大切な場面に深く関わり、一人ひとりの価値観や生き方を尊重し、その人らしい時間を支えることが、この仕事の大きな魅力です。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
学部生時代に実習で訪れた緩和ケア病棟が、私のキャリアの原点です。そこで、看護の果たす役割の大きさや、緩和ケアの持つ可能性に強く惹かれました。卒業後は内科・外科それぞれの病棟で経験を積んだ後、緩和ケア病棟へ異動しました。多様な背景を持つ患者さんやご家族とかかわる中で、ACP(アドバンス・ケア・プランニング:「人生会議」)を含む緩和ケアの実践をより深く学びたいと思い、英国の大学院に進学しました。
修士論文では、現在勤務している病院と連携して研究を行い、その過程で、この現場での実践にも挑戦したいという思いが芽生え、英国の看護師免許を取得しました。現在は、日本での臨床経験や研究内容に関心を持ってくださった緩和ケアチームに声をかけていただき、その一員として緩和ケア看護を実践しています。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
今はCNSとしての役割を担い始めたばかりなので、与えられた役割を理解し、知識と技術を磨いていきたいと考えています。緩和ケアCNSは、医療用麻薬をはじめとする薬剤の処方権を持つことができるため、徐々にその権限を活かし、より包括的なケアを実践できるようステップアップを図っていきたいと思います。また緩和ケアの質の向上に向け、研究や教育活動にもかかわっていきたいと考えています。
後輩へのメッセージ
日本の看護の質は非常に高く、聖隷で学び身につけた看護は、世界に誇れるものです。海外に憧れる気持ちも大切ですが、焦らずにまずは日本でさまざまな分野に挑戦することも大切だと私は思います。特に海外では、経験が重視されます。日本での経験は十分に評価され、自身のキャリアの幅を広げる大きな力となります。日本で看護師として経験を積んできたからこそ、英国に来てから日本の良さを再認識し、日本人であることに改めて誇りを持つことができました。学生のうちから積極的にさまざまなことに挑戦し、自分の可能性を広げていってください。
私はイギリス・ロンドンにある総合病院で、緩和ケアおよび終末期ケアの専門看護師(CNS)として勤務しています。現在は在宅療養中の患者を担当しており、ご自宅へ訪問し患者とその家族へ包括的なケアを提供しています。ここでは、患者さんのみならず同僚までもが多国籍・多文化という環境です。そのため、日本とは異なる価値観や習慣に日常的に触れる機会があり、非常に刺激的で学びが多く、看護のアプローチや視野も自然と広がっていきます。人生の大切な場面に深く関わり、一人ひとりの価値観や生き方を尊重し、その人らしい時間を支えることが、この仕事の大きな魅力です。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
学部生時代に実習で訪れた緩和ケア病棟が、私のキャリアの原点です。そこで、看護の果たす役割の大きさや、緩和ケアの持つ可能性に強く惹かれました。卒業後は内科・外科それぞれの病棟で経験を積んだ後、緩和ケア病棟へ異動しました。多様な背景を持つ患者さんやご家族とかかわる中で、ACP(アドバンス・ケア・プランニング:「人生会議」)を含む緩和ケアの実践をより深く学びたいと思い、英国の大学院に進学しました。
修士論文では、現在勤務している病院と連携して研究を行い、その過程で、この現場での実践にも挑戦したいという思いが芽生え、英国の看護師免許を取得しました。現在は、日本での臨床経験や研究内容に関心を持ってくださった緩和ケアチームに声をかけていただき、その一員として緩和ケア看護を実践しています。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
今はCNSとしての役割を担い始めたばかりなので、与えられた役割を理解し、知識と技術を磨いていきたいと考えています。緩和ケアCNSは、医療用麻薬をはじめとする薬剤の処方権を持つことができるため、徐々にその権限を活かし、より包括的なケアを実践できるようステップアップを図っていきたいと思います。また緩和ケアの質の向上に向け、研究や教育活動にもかかわっていきたいと考えています。
後輩へのメッセージ
日本の看護の質は非常に高く、聖隷で学び身につけた看護は、世界に誇れるものです。海外に憧れる気持ちも大切ですが、焦らずにまずは日本でさまざまな分野に挑戦することも大切だと私は思います。特に海外では、経験が重視されます。日本での経験は十分に評価され、自身のキャリアの幅を広げる大きな力となります。日本で看護師として経験を積んできたからこそ、英国に来てから日本の良さを再認識し、日本人であることに改めて誇りを持つことができました。学生のうちから積極的にさまざまなことに挑戦し、自分の可能性を広げていってください。